yurura life

透析看護師20年。体を壊して気づいたこと。

iPhoneがあるうちに。iCloud+の解約手順を、ひとり暮らしの私が書き出してみた話(やさしい終活 Vol.4)

iPhoneがあるうちに。iCloud+の解約手順を、ひとり暮らしの私が書き出してみた話(やさしい終活 Vol.4)

2026年5月24日

iPhoneがあるうちに。iCloud+の解約手順を、ひとり暮らしの私が書き出してみた話(やさしい終活 Vol.4)

「やさしい終活」シリーズの第4弾は、iCloud+(月額有料プラン)の解約です。

第1弾の関西電力、第2弾の水道(大阪市水道局)、第3弾のahamo(iPhone)に続いて、デジタル契約を1つずつ書き出していきます。

「ahamoより先にiCloud+を整える」という大事な順序

第3弾でahamoの解約手順を書きながら、ふと気づきました。

ahamoを先に解約してしまうと、iPhoneの通信回線が止まる。 そのあとiCloud+を解約しようとすると、Wi-Fiが必要になる。

つまり、Vol.3で書いた順序より、本当はiCloud+を「ahamoの前」に整えておくほうが、自然なのです。

Vol.4のサブタイトルが「ahamo解約より先に整えたい理由」になっているのは、そういう理由です。

ひとつずつ書き出してみて、初めて気づいた順序でした。

iCloud+とは?(おさらい)

iCloud+は、Appleが提供している有料クラウドサービスです。

  • 無料プラン:5GB(最低限のバックアップだけ)
  • 有料プラン:50GB(¥130)・200GB(¥450)・2TB(¥1,500)など

私は200GB(¥450/月)の有料プランを契約しています。 理由は、iPhoneのバックアップ、写真、ブログ用の画像が、5GBには到底おさまらないから。

なぜiCloud+を終活で書き出す?

iCloud+は、月¥450の自動課金。 もし私が突然亡くなったあと、家族が気づかないと、毎月引き落としだけが続いていきます。

電気や水道のように「使われている明確な感触」がない分、サブスクは見落とされやすい。 だからこそ、解約手順を整えておくことが、デジタル時代の終活で大切な作業になります。

iCloud+の解約手順(本人が生前に行う場合)

iCloud+は、iPhone本体の設定アプリから直接操作します。

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 一番上の「自分の名前」(Apple ID)をタップ
  3. 「サブスクリプション」を選択
  4. 「iCloud+」を選択
  5. 「サブスクリプションをキャンセルする」をタップ
  6. 確認画面で「確認」を選択

これで完了です。 書類のやり取りなし、電話なし。iPhone1台で完結します。

解約後はどうなる?(重要)

解約しても、すぐにデータが消えるわけではありません。 契約期間の終了日まではそのまま使えて、その後は「無料5GBプラン」に戻ります。

ただし、ここで注意したいのは:

  • 「iPhoneを探す」とiCloudバックアップがオンのまま使い続けると、5GBはすぐ満杯になる
  • 容量超過時は、新しいバックアップや写真の同期が止まる可能性がある

なので、解約する前に「容量を圧迫しているデータをどうするか」を考えておくのが安心です。

私の準備リスト(解約前にやっておきたいこと)

  • 最新のiCloudバックアップを確認(私は8:45に自動バックアップが完了する設定)
  • 大事な写真・データはMacBook Airへダウンロード(オフラインで保管)
  • 「写真」「メール」「メモ」など、同期している項目を一覧で確認
  • 5GB以内におさまるよう、不要なデータを整理

→ 解約はワンタップですが、「いま何が同期されているか」を把握しておくのが、生前にできる最大のやさしさです。

AppleCareは別契約(影響なし)

iCloud+を解約しても、AppleCare+(端末保証)には影響しません。 こちらは別の契約として続きます。

「iCloud+を解約したらiPhoneが使えなくなるのでは?」という不安は、ありません。 あくまで「クラウドサービスの有料部分」を止めるだけ。iPhone本体は今まで通り使えます。

死亡後、遺族がiCloud+を解約・データにアクセスする場合

ここが、Apple特有のちょっとややこしいところです。

Appleには「故人アカウント管理連絡先(Legacy Contact)」という仕組みがあります。 生前に「この人にアクセス権を渡す」と設定しておくと、本人の死後、家族がApple IDの中身(写真・メモ・iCloud Drive・バックアップなど)にアクセスできるようになります。

故人アカウント管理連絡先の設定方法

  1. iPhone「設定」→「自分の名前」(Apple ID)
  2. 「サインインとセキュリティ」
  3. 「故人アカウント管理連絡先」
  4. 信頼できる家族を1人(または複数)指定
  5. アクセスキーを発行し、その人に共有

→ アクセスキーは、印刷してエンディングノートに挟む・1Passwordに保存するなど、家族が見つけられる場所に置いておきます。

設定していなかった場合

故人アカウント管理連絡先を設定していないと、遺族はApple IDの中身に簡単にはアクセスできません。 死亡証明書、相続関係を示す書類、裁判所の命令などが必要になる場合があります。

→ ahamoの解約と違って、iCloudは「Apple ID」が壁になるので、生前の準備の差が、ご家族の負担に直結します。

重要な注意点(まとめ)

  • iCloud+の解約は、iPhone本体の「設定」アプリから(オンライン専用)
  • 解約後は無料5GBに戻る → 事前にデータ整理を
  • 「iPhoneを探す」「iCloudバックアップ」はオンのままでもOK(ただし5GBに収まるか確認)
  • AppleCareには影響なし
  • ahamoより先に整えるのがおすすめ(通信回線が止まる前にWi-Fi操作を済ませる)
  • 「故人アカウント管理連絡先」を生前に設定しておく

私の保管方法(おさらい)

私は、Apple IDのメールアドレス・パスワード・故人アカウント管理連絡先のアクセスキーを「1Password(ワンパスワード)」のセキュアノートに保存しています。

マスターパスワード1つだけ覚えて、10分間隔で再入力を必須にする運用。 マスターパスワードを忘れないための、ひとり暮らしの私なりの工夫です。

「もしも」のとき、家族がマスターパスワード1つ開けば、iCloudにもたどり着ける仕組み。

iCloud+編、まとめ

  • 月¥450の自動課金 → 気づかれにくいので、終活では優先度が高い
  • 解約はiPhone本体の「設定」アプリからワンタップ
  • 解約後は無料5GBに戻る(データは保持されるが容量に注意)
  • ahamoより先に整えるのが順序として自然
  • Apple IDが壁になるので「故人アカウント管理連絡先」を生前に設定
  • AppleCareへの影響なし

「やさしい終活」シリーズ、これから

ぼちぼちペースで、続きを書いていきます。

  • 銀行口座(死亡時の凍結手続き)
  • 保険・クレジットカード
  • サブスク(Amazonプライム・YouTubeなど)
  • 賃貸マンションの解約
  • 死亡直後の連絡先(家族・主治医・葬儀社)
  • 葬儀の希望・遺言・お墓
  • デジタル遺品(SNS・メール・パスワード管理)

さいごに

iCloud+を「終活」の視点で見たのは、初めてでした。

毎月¥450、コーヒー1杯くらいの金額。 でも、解約しないと毎月引き落とされ続けるサブスクは、家族にとって見つけにくい契約のひとつです。

iPhoneがあるうちに、設定アプリを開く。 故人アカウント管理連絡先を、信頼できる家族に1人だけ託しておく。

それだけで、私のいない未来の景色が、少しやさしくなる気がします。

ひとつずつ書き出してみて、初めて「ahamoより先にiCloud+を」という順序にも気づきました。 書き出すこと自体が、ひとり暮らしの私にとっての終活なのかもしれません。

明日は何にしようかな。 ぼちぼち、続けていきます。


▼ あわせて読みたい