家族と友だちとの約束を残して。LINEアカウント削除の考え方を、ひとり暮らしの私が書き出してみた話(やさしい終活 Vol.29)
「やさしい終活」シリーズの第29弾は、LINEアカウントの削除です。
家族・友だちと毎日やり取りしているLINE。 連絡手段としても、思い出としても、特別な存在のアプリ。
LINEアカウントを削除すると消えるもの
- すべてのトーク履歴
- 友だち・グループの登録
- 購入したスタンプ・着せかえ
- LINEポイント
- LINE Pay残高(事前に出金が必要)
- 連携サービス(LINE関連アプリ)
→ つまり「LINE上のすべて」が永久に消える。 → 復元不可。
削除前にやっておくこと
1. トーク履歴のバックアップ
iPhone:
- 「設定」→「トーク」→「トークのバックアップ」
- iCloudにバックアップ(iCloud容量が必要)
- Vol.4 iCloud+ がまだ生きているうちにバックアップ
→ ただし、LINEアカウント削除後はバックアップから復元できないので、純粋に「自分の手元に思い出として残す」目的。
2. LINE Pay残高の出金
- LINE Payに残高がある場合は、銀行口座へ出金
- 残高を残したまま削除すると、お金が戻ってこない
3. スタンプ・着せかえの整理
- 購入したスタンプは「持ち主の死亡」で消える
- 家族や友だちに「思い出のスタンプ」を伝えたい場合は、生前にトークで送る
4. 大事な人にメッセージを送る(任意)
- 削除前に、家族・親しい友だちに最後のメッセージを送る
- 「私はLINEを退会します。今までありがとう」
- 終活の一環として、節目の挨拶
LINEアカウント削除の手順
- LINEアプリを開く
- 「設定」→「アカウント」
- 「アカウント削除」
- 注意事項を確認
- 「アカウントを削除」を確定
→ 削除と同時に、友だちのリストから自分のアカウントが消える(「メンバーがいません」表示になる)。 → 連絡先を残したい友だちには、別の連絡手段(メール・電話)を事前に伝えておく。
死亡時、遺族の対応
LINEには、Apple や Google のような「故人アカウント管理連絡先」の公式仕組みはありません(2026年5月時点)。
遺族ができること
- 故人のスマホからLINEを開けるなら、削除手続きが可能
- 開けない場合は、LINE公式ヘルプから問い合わせ
- 死亡証明書・遺族関係を示す書類を提出
→ ただし、トーク履歴を遺族が見ることは、プライバシーの観点から推奨されない。 → 「家族に見られたくないトーク」がある場合は、生前に整理しておくのが安心。
私の選択
私はLINEを削除する予定です。
- 家族・親しい友だちには、メール・電話・直接会う方法を残す
- 業務連絡で必要だったグループは、退会
- 「LINEがなくても繋がれる関係」を、生きているうちに大切にしたい
→ 終活でアプリを削除する=つながりを切ることじゃなくて、つながりの形を変えること。
私の保管方法
- LINEに登録しているメールアドレス・電話番号を1Passwordに記録
- トーク履歴のバックアップは、iCloud + パソコンの両方に保存
- エンディングノートに「LINE:削除済み(死亡時は遺族が運営に問い合わせ)」
LINEアカウント削除編、まとめ
- 削除するとトーク履歴・スタンプ・友だちすべて消える
- 削除前にトークバックアップ・LINE Pay出金
- 大事な人には別の連絡手段を伝えておく
- 公式の故人連絡先機能はなし
- 1Password+エンディングノートに記録
さいごに
LINEのトーク履歴を見ていると、家族との何気ないやり取りが、たくさん残っています。
「夜ご飯何にする?」 「お正月は何時に来る?」 「お母さん、誕生日おめでとう」
ひとつひとつは何気ないけれど、私が生きてきた証拠の一部。
それを削除する、というのは、ちょっと寂しい。 でも、トークの中身じゃなく、家族と過ごした時間そのものが本物だから、削除しても大丈夫。
明日は何にしようかな。 ぼちぼち、続けていきます。
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