「続くプログラム」は、3日で止まりました。運動が続かない私を動かした、主治医のひと言
2か月ほど前、こんな記事を書きました。
家族に運動不足を指摘された私が、自宅でこっそり始めた「続くプログラム」
食事の工夫が7つ、運動が3つ。筋トレメニューまで載せた、われながら立派なプログラムでした。
今日は、その正直な続報です。
運動は、3日で止まりました。
忘れていたわけでは、ありません
歩くのは、3日。 筋トレも、3日。
「あー、やってないなあ」という罪悪感は、ずっとありました。 忘れていたわけではないのです。心のすみに、いつもありました。
それでも、体は動きませんでした。
私には「過集中」という困りごとがあります。 ひとつのことに入りこむと、何時間も同じ姿勢が平気になってしまうのです。
パソコンに向かって、気づけば外が暗い。 立っていても、座っていても、足は一歩も動いていない。
やる気の問題というより、特性の問題。 そう気づくのは、もう少しあとのことでした。
足が、先に音を上げました
先週、6日間にわたって、両足全体がむくみました。
特に足の甲は、水が溜まったように厚くなって、正座ができないほどでした。
このときのことは、こちらの記事に書いています。
足が正座もできないほどむくんだ日。看護師の私が「いつもと違う」と気づいたこと
いまは、すっかり引いています。 でも、体は確かに教えてくれていました。
診察室で、正直に言いました
2週間おきの診察日。 主治医に、先週のむくみのことを伝えました。
「関節リウマチが原因なの?」と聞かれて、私は答えました。
「動きなさすぎで(汗)」
笑い話みたいですが、ほんとうのことだから仕方ありません。
主治医は笑わずに、こう教えてくれました。
「じっとしていた後の動き始めに、血栓とかが飛ぶ心配があるからね」
すっと、背中が冷えました。
看護師として、知識では知っていたことです。 でも「自分の足の話」として聞くのは、まるで別ものでした。
こわさが、私を動かしました
その日から、足首をグルグル回すようになりました。 ときどき屈伸して、部屋の中を少し歩きます。
それだけです。
ブログに書いた筋トレ7種より、ずっと小さい。 それでも、今週になって、むくみはすっかり引きました。
立派なプログラムが3日で止まって、 足首グルグルが続いている。
この差は、なんなのでしょう。
運動は3日、食事は十数年
実は、あのプログラムには、続いているものがあります。
食事の工夫は、ぜんぶ続いているのです。 それも、十数年。
ご飯は1合を3つに分けて冷凍。 間食はもともとしなくて、買い置きは素焼きのナッツミックス。 甘い飲み物は苦手で、飲み物は水とコーヒーとルイボスティーの3つだけ。 野菜とたんぱく質を先に食べるのも、もう当たり前になっています。
つまり、あの「10項目のプログラム」の正体は、 十数年の習慣7つに、生まれたての運動3つを足したものでした。
続かなかったのは、新顔の3つだけ。
続いたものには、暮らしの中に置き場所がありました。 運動には、まだ置き場所がなかった。
意志の強さの問題ではなくて、 置き場所の問題だったのです。
「ゆっくり、少しずつでいいからね」
診察室で、主治医は最後にこう言ってくれました。
「ゆっくり、少しずつでいいからね」
完璧な30分のウォーキングじゃなくていい。 筋トレ7種を、週3回こなさなくていい。
足首を、グルグル回す。 立ち上がって、部屋をひとまわり。
過集中で何時間も座ってしまう私の暮らしにも、 それなら、置き場所がありそうです。
続かなかった、あなたへ
もし、あなたにも「3日で止まったプログラム」があるなら。
あなたの意志が弱いのではない、と伝えたいです。
続かなかったのは、その習慣の置き場所が、 あなたの暮らしの中に、まだ見つかっていないだけ。
十数年続いている習慣が、あなたにもきっとあります。 それが証拠だと、私は思うのです。
ゆっくり、少しずつでいい。 主治医のひと言を、あなたにも、おすそ分けします。
この記事は私の体験記録です。むくみが続くとき、「いつもと違う」と感じるときは、自己判断せず、かかりつけの先生にご相談くださいね。