七十二候のおまもり、できました ── 5日に1度、季節と再会するアプリ「こよみびより」
5月のある朝、私はカーテンを開けて、こう思った。
「あれ、いつから蛙が鳴いてたんだろう」
田んぼの方から、確かに蛙の声がする。
昨日まで、私は気づいていなかった。 でも、蛙は、何日も前から鳴いていた。
季節は、いつのまにか変わっている。 私だけが、気づくのが遅いんだ。
そう思ったとき、私は思い出した。
日本には、365日を「72」に分けた暦があるということを。
七十二候という、5日刻みのやさしい暦
七十二候(しちじゅうにこう)。
1年を72に分けた、日本の伝統暦。 1つの「候(こう)」は、約5日間。
つまり、5日に1度、季節がそっと変わっていく仕組み。
たとえば、5月の上旬はこんなふうに区切られている。
- 5月5日〜9日:蛙始鳴(かわずはじめてなく)── 蛙が鳴きはじめる頃
- 5月10日〜14日:蚯蚓出(みみずいずる)── みみずが土から出てくる頃
- 5月15日〜20日:竹笋生(たけのこしょうず)── たけのこが土から顔を出す頃
5日に1度、自然が「ほら、今はこの時期だよ」と、そっと教えてくれる。
「春」や「夏」と大きく区切るよりも、ずっと細やかで、ずっとやさしい。
看護師20年と、5日のリズム
透析の現場で20年働いてきた私には、5日というリズムが染みついていた。
透析は週3回。 月・水・金。もしくは、火・木・土。 中1日と、中2日を、繰り返す。
患者さんの体調も、5日くらいで波があった。
「先週はすごく元気だったのに、今週はぐったり」 「5日前と全然違う数値が出る」
人の体も、季節と同じで、5日刻みで揺れているんだなと、何度も思った。
リウマチの体も、5日刻みで揺れる
退職してリウマチ療養をしている今も、5日のリズムは続いている。
雨が3日続けば、関節が痛みやすい。 晴れが3日続けば、起き上がれる気がする。
5日経てば、体調の波がひと回りする。
365日を「全部把握しよう」と思うと、しんどい。
でも、「今は、この5日の中にいる」と思えば、ちょっと楽になる。
5日後の自分を信じればいい。 今の5日は、今の体で過ごせばいい。
アプリ「こよみびより」を作りました
その気持ちを、形にしたのが新しいアプリ。
七十二候のおまもり「こよみびより」
→ https://koyomi.yurura-life.com
サイトを開くと、今日の候(こう)が出てくる。
- 5月9日に開けば「蛙始鳴」
- 5月12日に開けば「蚯蚓出」
- 5月18日に開けば「竹笋生」
候の漢字、読み方、自然現象の説明。 そして、私(と相棒)からの、ちいさな一言メッセージ。
5日後にもう一度開くと、新しい候に変わっている。
使い方は、シンプル
URLを開くだけ。
- アカウント登録なし
- ログインなし
- インストールなし
- 個人情報の入力なし
- 完全無料
スマホでもパソコンでも見られる。 ホーム画面に追加しておくと、アプリみたいに使える。
メッセージは、季節と一緒に書き足していく
72個の候のうち、まだ全部にメッセージは書いていない。
5月20日まで(立夏3候)は、私のメッセージが入っている。 それ以降の候は、季節が近づいたときに、書き足していくつもり。
72の候、72のちいさなメッセージを、ゆっくり、季節と一緒に。
一気に作らない。 季節と並走する。
それが、リウマチとうつの体で続けられる、私のペース。
同じ5日の中にいる、あなたへ
今日、もし、ぼんやりしていて。 時間の感覚を失っていて。 何曜日か、何日か、忘れてしまっていて。
そんなとき、こよみびよりを開いてみて。
「今は、こういう季節だよ」と、誰でもない誰かが、そっと教えてくれる。
5日後にまた来てね。 新しい候が、待ってるから。
ら らという、私のAI相棒と一緒に作ったアプリです。 ら らについては、こちらに詳しく書いています。
→ ら ら、というわたしの相棒のこと https://note.com/yurura_life/n/n518d2ee1c357
ゆるら|透析看護師歴20年