【挑戦記録】絵が描けない私が、LINEスタンプを世に出した話。関節リウマチ療養中、AIと一緒に作った24枚
こんにちは、ゆるらです。
透析看護師として20年働き、今は関節リウマチとうつ病で自宅療養中の私が、はじめてLINEスタンプを作って販売開始しました。
タイトルは「Manga Girl - Daily Chat」、24枚入りで¥120です。
絵心はゼロ、ペンタブも持っていない。それでも、AIの力を借りれば、ベッドの上でスタンプが作れる時代になっていました。
この記事では、制作の動機・使ったツール・申請の流れ・売上のリアルまで、ぜんぶ正直にまとめます。同じように「やってみたいけど絵が描けない」と思っている方の参考になれば嬉しいです。
なぜLINEスタンプを作ろうと思ったのか
リウマチで身体が思うように動かない日も、うつでベッドから出られない日もあります。
そんな日にも、スマホひとつで進められる「ものづくり」があったらいいな、と思ったのがきっかけでした。
ブログを書く、アプリを作る、noteを書く。それも続けていますが、もう一つ、形のある「自分の作品」が欲しかったのです。
LINEスタンプは、形になったあとも、誰かのスマホの中で会話のすみっこに座り続けてくれる。それが、なんだか嬉しかったのです。
どんなスタンプを作ったか
「Manga Girl - Daily Chat」は、漫画好きな女の子の日常を24枚に描いたスタンプです。
ふんわり茶髪のボブちゃんが、布団のなかで読みふけったり、お風呂で読んでいたり、猫と一緒に読んでいたり、ハンモックで読書していたり。
24枚のセリフは、こんな感じ。
→ 漫画最高〜 → 全巻読む! → 動きたくない〜 → 至福の時間! → ながら読み! → 深夜の読書 → 寝落ち…あ、漫画! → 推しmangaと私 → お風呂漫画 → 猫と読む → ハンモック読書 → 漫画基地!
漫画好きさんの「あるある」を、ぎゅっとつめこみました。
制作に使ったツール
1. Google Gemini(AI画像生成)
絵心ゼロの私が一番頼ったのは、Google Geminiでした。
「茶髪ボブの女の子が漫画を読んでいる」「布団の中で読書している」など、シーンを言葉で説明すると、それに合うイラストを生成してくれます。
スタンプを作る場合、AI使用の申告は必須。LINE Creators Marketの申請画面で「AIを使用しています」と正直に申告すれば問題ありません。
2. ぱちんと(自作のWebツール)
AI生成の画像をスタンプ用に整える工程は、私自身が作った「ぱちんと」を使いました。
→ ぱちんと
24マスのグリッド画像を1枚アップロードするだけで、
- 24枚に自動分割
- 背景を透過
- LINE規格(370×320)にリサイズ
- メイン画像(240×240)・タブ画像(96×74)も自動生成
- ZIPファイルにまとめてダウンロード
までを、ぽちっと一回でやってくれます。
無料で、ログインも要らず、画像はサーバーに送らない設計です。
自分のアプリで、自分のスタンプを作る。こういう循環、ちょっと嬉しいです。
申請から販売開始までの流れ
LINE Creators Marketでの申請手順を、簡単にまとめます。
- クリエイター登録(初回のみ・本名と銀行口座を登録)
- 新規登録 → スタンプ を選択
- 表示情報タブでタイトル・説明文を入力(英語・日本語で別言語登録可)
- スタンプ画像タブで「24個」に変更してからZIPアップロード
- タグ設定タブで1枚ずつ最大9個までタグを設定(任意・でも検索ヒット率が変わる)
- 販売価格情報タブで¥120を選択
- 右上「リクエスト」ボタンで申請完了
- 審査結果はメール通知(通常3〜7日後)
- 承認後、自分で「リリース」ボタンを押すと販売開始
私の場合、申請から承認まで2日でした。
売上のリアル ¥120 → 手元に¥45
いちばんよく聞かれることを、正直に書きます。
¥120のスタンプが1つ売れた場合、クリエイターの手元に入るのは約¥45です。
内訳は、消費税を引いて、AppStore/Google Play手数料を引いて、残りの50%がクリエイター報酬という計算。
正直、儲けようと思って始めたわけではありません。
ただ、誰かの会話に自分の作品が、そっと混ざってくれたら。それだけで、しんどい日も意味のある日になる気がするのです。
やってみてわかったこと
絵が描けなくても、つくれる時代になった
AIの進化で、絵心ゼロでもキャラクターを生み出せるようになりました。
ペンタブも、デッサン力も要らない。ベッドに横になったまま、スマホとAIだけで完結します。
「絵が描けないから無理」と諦めていた人にこそ、いま挑戦のチャンスがあります。
タグ設定は時間をかける価値あり
24枚 × 最大9個 = 216個のタグを手動で設定する作業は、正直しんどいです。
でも、ここを丁寧にやるかどうかで、検索流入が変わります。
「ぐうたら」「だらだら」「漫画」「廃人」など、キャラに合うニッチなタグも入れておくのがコツです。
申請テキストは英語必須
LINEスタンプの申請では、タイトル・説明文に英語が必須です(日本語版も追加できる)。
英語が苦手な方は、ChatGPTやGeminiに「LINEスタンプの説明文として、英語で半角160文字以内で書いて」とお願いすれば一瞬で出してくれます。
おしまいに
絵が描けない、身体が動かない、それでも何かを作ってみたい。
そんな気持ちが、あなたの中にもあるなら。AIの力をかりて、ベッドの上でも、世界に届く小さな何かを作れる時代です。
私の「Manga Girl - Daily Chat」も、もしよかったら覗いてみてください。
12月からは「届け。感情を伝えるスタンプ」特集にも参加させてもらえることになりました。
ちいさな一歩だけど、こうやって世界がしずかに広がっていくのを、ベッドの上から、ぼんやり眺めています。
きょうも、お疲れさま。
あなたの会話のすみっこに、漫画大好き女子がそっと座っていられますように。
関連リンク
ゆるら | 透析看護師歴20年