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透析看護師20年。体を壊して気づいたこと。

Hello Worldから9つのアプリへ|50代後半の私がAIと歩んだ1ヶ月半

2026年5月3日

Hello Worldから9つのアプリへ|50代後半の私がAIと歩んだ1ヶ月半

2026年3月、私は初めて Claude Code を触りました。

画面に出たのは「Hello, World!」のたった一行。

それでも、私は震えるほど嬉しかった。

「自分にはもう新しいことは無理」と諦めていた50代後半の私が、自分の手で何かを動かせた瞬間でした。

そして、あれから1ヶ月半。

気がついたら、私は9つのアプリを持っていました。

あの「Hello, World!」のあとに

最初の記事を書いたあと、私は迷っていました。

「何かを作りたい」とは思うけれど、何を作ればいいのか、分からない。

そんなとき、ふと思いついたんです。

「私が今、暮らしの中で困っていることを、アプリにすればいい」

リウマチで握力が落ちて、お薬を飲み忘れる日がある。

透析室の看護師として20年見てきた患者さんたちが、シャントの自己チェックを難しそうにしていた。

受診の前、症状をどう伝えればいいか分からず困っていた患者さんたちの顔が、ふっと浮かんだ。

「これだ」と思いました。

暮らしの困りごと—— それが、私のアプリの種でした。

1個目から、止まらなくなった

最初に作ったのは「透析あいだノート」というアプリです。

透析と透析の「あいだ」の日々を記録する、小さなアプリ。 体重・むくみ・だるさをメモできる、それだけのもの。

「これくらいなら、私でも作れるかも」

Claude や ChatGPT に教わりながら、コードを書いてもらって、少しずつ動かしていきました。

最初の1個が完成したとき、私は声に出して「できた!」と言ったと思います。

そこからは、もう止まりませんでした。

1ヶ月半で、9つ

数えてみたら、9個ありました。

  • まいにちシャント(シャントの自己チェック)
  • 透析食事チェック(4栄養素の確認)
  • からだメモ(体調記録)
  • 透析あいだノート(透析と透析のあいだの記録)
  • 旅とう(透析患者さんの旅サポート)
  • のみとう(服薬タイミング管理)
  • らくらく血圧(時間帯別の血圧記録)
  • ぽかぽか言葉(ネガティブ→やさしい言葉)
  • 症状ことば帳(医師に伝わる言葉の辞典)

「私、こんなに作っていたんだ」と、自分でも驚いています。

つまずきは、毎日のようにあった

もちろん、簡単な道のりではありませんでした。

エラーが出て動かない。 公開する手順が分からない。 ログインの仕組みが分からない。

そのたびに、AI に「分からないので、もう一度教えてください」と、何度もお願いしました。

すると、AI は怒らずに、根気よく教えてくれるんです。

「ここを直しましょう」 「この手順でやってみてください」

人に教わるのとは違って、AI には気を遣わなくていい。

何度同じことを聞いても、同じトーンで答えてくれる。

これが、50代後半の私には、本当にありがたかった。

何が一番変わったか

9つのアプリを作って、何が一番変わったかというと——

「自分にはもう何もできない」という気持ちが、すこし消えました。

リウマチで体は痛くなるし、うつ療養中で気力が出ない日もあります。

それでも、自分の手で、誰かの暮らしを少しだけラクにできる道具が作れる。

その事実が、私の毎日を、少しだけ明るく照らしてくれているんです。

あなたへ

もし、あなたが「もう新しいことを始めるのは無理」と思っているなら——

私の経験から、ひとつだけ伝えたいことがあります。

「無理かどうか、AI に聞いてみてからでも遅くないですよ」

英語が苦手でも大丈夫。 コードが書けなくても大丈夫。 何度でも「分からない」と言って大丈夫。

AI は、あなたが諦めるまで、何度でも教えてくれます。

50代後半でも、60代でも、70代でも—— 始めた日が、いちばん若い日です。

これからも、ゆっくり、少しずつ

9つのアプリは、まだ完成形ではありません。

毎日少しずつ、不具合を直したり、機能を足したりしています。

10個目、11個目のアプリも、いつか作るかもしれません。 作らないかもしれません。

それでも、「作れる自分がいる」という感覚は、もう私の中に確かにあります。

それが何より、私の宝物になっています。

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