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30代から看護学生になった私|年齢差を超えた学びと収入の安定が手に入った話

2026年5月2日

30代から看護学生になった私|年齢差を超えた学びと収入の安定が手に入った話

「年齢的に、もう看護学校は遅いかな」

そう感じている方に、私の体験を伝えたくて書きます。

私が看護学生になったのは、32歳のときでした。

離婚・子ども3人・看護助手から始まった挑戦。准看護師から正看護師へと進み、最後にたどり着いたのは「安定した収入」という、子どもを育てる私にとって、何よりの保証でした。

30代から看護学生になることを決めた理由

32歳の私は、離婚をして3人の子どもを育てるシングルマザーでした。

最初に勤めたのは生命保険会社。子連れで研修に通わせてもらえる、温かい職場でした。けれど成果主義の世界は厳しく、夜遅くまで顧客対応で家に帰れない日が続き、「このままでは家庭が壊れてしまう」と感じるようになりました。

次に選んだのは、自動車販売店の営業事務。安定はしていたけれど、給与は決して高くありません。

3人の子どもを育てていくには、お金が必要でした。

そんなとき、私は思い出していました。

以前、看護助手として働いていたときに、遠目から見ていた看護師さんたちの姿を。

患者さんに寄り添い、テキパキと動き、専門知識で人を助けていく。

「私には到底届かない、すごい仕事だ」と思っていました。

でも、低賃金の事務職を続けながら子どもの将来を考えるうちに、こう思うようになったんです。

「准看護師だけでも取得できれば、生活は変わるかもしれない」

最初から「正看護師になる」という大きな夢ではなく、現実的な「准看護師だけでも」というスタートでした。

同級生は、自分の子どもと同じ年代だった

入試に合格して、入学式の日。

教室を見渡して、最初に思ったのは「みんな、若い」ということでした。

同級生の多くは、高校を出たばかり。私の子どもと同じくらいの年代です。

正直、戸惑いました。

「私だけ浮いてしまうんじゃないか」 「お母さん世代が混じっていることを、迷惑に思われないか」

でも、その不安はすぐに消えていきました。

クラスで浮かなかった理由|ニックネームで呼ばれた心地よさ

同級生たちは、私を「年上の人」として特別扱いせず、フラットに接してくれました。

ニックネームで呼んでくれることに、私はとても救われました。

「○○さん」「お姉さん」と距離を置かれるのではなく、ふつうにあだ名で呼んでもらえる。

それだけで、私はクラスの中の一人になれたんです。

授業中も、休み時間も、実習中も、年齢差を意識することはほとんどありませんでした。

若い同級生から教えてもらうこと、逆に私が経験から伝えられること。

世代を超えて学び合えた2年間は、今振り返っても、本当に温かい時間でした。

記憶力の差は覚悟のうえで|人一倍の努力でカバーした日々

ただ、覚悟していたことがありました。

それは「記憶力では、若い同級生に絶対にかなわない」ということです。

10代・20代の彼らがすぐに覚えられることを、私は何度も繰り返さないと頭に入りませんでした。

だから、人一倍の努力で埋めるしかない。最初からそう決めていました。

私が実際にやっていた勉強法

■ 夜間にコツコツ自宅学習

子どもたちが寝静まったあとの時間が、私の勉強時間でした。眠気と戦いながら、毎晩テキストを開きました。

■ 自分用テキストを作る

授業のノートを、自分の言葉で書き直して「自分専用テキスト」を作りました。書きながら覚えられるし、後で見返したときに理解しやすい構成にできます。

■ 通学時間と家事の合間に音読

歩きながら・通学しながら・料理しながら、ぶつぶつと音読を続けました。声に出すことで記憶が定着しやすかったんです。

■ ラジカセに録音して2倍速で繰り返し聞く

これが私の最大の武器でした。教科書の重要部分を自分の声で録音し、ラジカセで2倍速再生。耳が慣れてくると、短時間で何度も繰り返せるので、暗記効率が一気に上がりました。

家事の最中も、子どもの送り迎えの最中も、ずっと耳から知識を入れていました。

子育てとの両立で工夫したこと

3人の子どもを育てながらの学業は、時間との闘いでした。

子どもたちには「自分のことは自分で責任を持つ」ことを任せました。

保育所に持参するお箸セット、タオル、着替えなど、私が忙しい朝に「ない! 忘れた!」とならないように、数的な予備を多めに買って常備していました。

これだけで、朝のバタバタが半分くらい減りました。

子どもたちもだんだん「自分の準備は自分でする」ことに慣れていき、私も子どもも、お互いに自立した関係を築けたように思います。

看護師資格がくれた一番大きなもの|安定した収入の保証

無事に准看護師資格を取得できたとき、予測通り、生活は変わり始めました。

生命保険や事務職の頃と比べて、給与が大きく上がったんです。

「これで、子どもたちを育てられる」

その実感は、私にとって何よりの安心でした。

正看護師学校に進学する欲が出てきた

准看護師として働き始めると、不思議と「もっと学びたい」という欲が出てきました。

正看護師の学校に推薦入学で入れるなら、もう一歩進んでみたい。

そう思って挑戦したら、運良く推薦合格をいただけたんです。

入学式では、誓いの言葉を担当させてもらいました。

「30代で学ぶことを選んだ私が、新入生代表で立っている」

そう思った瞬間、努力してきた日々がすべて報われた気がしました。

正看護師取得後の収入の実感

正看護師の資格を取ってからは、毎月の給与がさらに安定しました。

ボーナスも出るようになり、子どもたちに必要なものを買ってあげられる余裕も生まれました。

「今月、生活費が足りるかな」と毎晩計算していた頃の不安が、少しずつ薄らいでいきました。

これが、看護師資格がくれた、私にとって一番大きなものです。

看護師を目指す方へ|どこから始めればいいかわからないあなたに

もし今、生活への不安や、年齢への迷いで看護師の道をためらっている方がいたら、伝えたいことがあります。

年齢は、思っているほど壁にはなりません。

私のように30代で学校に通っても、ニックネームで呼んでくれる同級生に出会えます。 記憶力の差も、工夫次第で埋められます。 そして資格を取ったあとの「収入の安定」は、想像以上に心を軽くしてくれます。

「正看護師になる」と最初から決めなくても大丈夫。

私のように「准看護師から始めて、進めそうなら正看護師へ」というステップを踏むこともできます。

最初の一歩は、情報を集めることから。それで十分です。

看護師の道を考える方へ おすすめの一冊

社会人経験のある方や、准看護師から看護師を目指す方の進学ルート、学生生活にかかる費用、現役看護師のインタビューが網羅されているガイド本があります。

「看護師って、どんな道のりで目指せるの?」が、この一冊でつかめます。

私が学生になる前にこの本があったら、きっと不安が半分になっていたはずです。

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まとめ|30代からの挑戦は、決して遅くない

32歳で看護学生になった私が、伝えたいことはひとつだけです。

年齢を理由に、人生を変えるチャンスを諦めないでほしい。

クラスで浮くんじゃないか、記憶力で負けるんじゃないか、そんな不安はみんな抱えます。

でも、フラットに接してくれる同級生に出会えたら、年齢差は気にならなくなります。

記憶力の差は、自分なりの工夫で埋められます。

そして、看護師資格がくれる「収入の安定」は、子どもを育てるあなたや、これからの人生を立て直したいあなたに、想像以上の安心をもたらしてくれます。

最初の一歩は、情報を集めること。

それだけで十分です。

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